1. ペア練習
まずは定期的にペア練習する相手を2-3人見つけてペア練習しまくること。 クローズドクラスやオープンクラス、オンラインで学んだ技術をペア練習を定期的にすることがおすすめです。 私も東京にいたときはルイスアンドレアのオンラインレッスンで習ったことを定期的に練習相手になってもらうペアを探しては、スタジオでひたすら練習していました。めっちゃ下手くそでした。おすすめは、同じような熱意をもってるの人と練習すること。仕事で忙しかったりでなかなかペア練習を定期継続するのって難しいので、同じような熱い向上心と、お互いにフィードバックしても気まずくならない環境の下で練習する環境づくりが必要です。
2.ビデオで自己分析
ビデオをとって自己分析をし、自己批判を繰り返す。 ソーシャルでは踊っている自分が見えないため、なかなか悪いところを治すことができません。脳内では素晴らしく踊っていても実際は。。。ということがよくあります。 新しいコンビネーションを覚えるのも重要ですが、今の自分をビデオでみて直していくプロセスも同じように重要です。 これは日本にいる時は実はやってなかったので、後悔しています、もっと早くはじめていればと今でも思っています。
3. 個人のエキササイズとトレーニング
1と2だけをある程度続けていてもそれなりにうまくなりますが、ここから大きな壁が存在します。個人ダンサーとしての質をあげていくという作業が必要になるため、日々の筋トレやエキササイズが重要になってきます。ただし、これはつまらないと思うのであれば、まだ1.と2.に集中した方がいいのかなとも思います。 地味なトレーニングや筋トレは、バチャータのペアダンスに対する熱意が相当強くならないと始めたいと思わないですし、続かないと思います。 しかしながら、この個人でのエキササイズやトレーニングはするかしないかで中級者、上級者への成長スピードが圧倒的に変わります。
4. 技術を細かく学ぶこと
トップダンサーではなく、教えるのがうまいと評判のあるダンサーからリードフォローのテクニックを学ぶこと。
トップダンサーは忙しく、クラスも満杯でなかなか、テクニックの細かい部分までを一緒に教えてもらうのは難しいです。 自分と一緒になって踊ってくれて直接フィードバックをくれるような先生からリードとフォローの細かいテクニックを学ぶことが重要です。
僕自身3年間コルケジュディスのクラスに毎週2コマ参加していろいろなコンビネーションを学びました。彼らからグループに対する指導方法やクラスの進め方を学びました。 おかげで日本で50人規模のクローズドクラスをやってもうまく進行することができました。 しかし、結局細かいリードフォローのテクニックや技術を学んだのは、カルロスパメラというコルケジュディの愛弟子からでした。
コルケジュディのクラスは常に30人規模で、個人へのフィードバックは自ずと限られます。それでも学ぶことはたくさんあるのですが、それがすぐには実践できません。
カルロスパメラのクラスは常に6人とかそれくらいで。基本的には何度も何度も、直接直にフィードバックをもらい、修正を繰り返していくという作業の繰り返しでした。私の知るバルセロナでリードフォローの技術に定評があるダンサーのほとんどがこのカルロスパメラからの指導をうけています。 私のオンラインやクローズドクラスの内容もコルケジュディスと同じくらいこのカルロスパメラの影響がつよいです。2人の指導法が矛盾するときはカルロスパメラを優先しています。
今ある私のリードの原点はコロナ渦でカルロスから教わった方法にあります。何度も何度も後ろから一緒にリードしてもらって、手を使うなと毎週のように扱かれ、気づいたらバルセロナでのフォロワーさんからの評価が全く変わっていました。
やはりこういった細かいテクニックを学ぶには少人数のクラス、もしくはプライベートレッスンを受ける必要があります。 結局人気の先生には生徒さんがたくさんついてしまうので。 バルセロナは先生の競争も高いので、すごい先生でも人が少なかったりすることがあります。 あとは日本と違ってリードフォロー技術をきちんと細かく学ぼうという人も多くありません。みんな楽しいのが1番ですから。だからこそカルロスパメラのクラスは人気なかったみたいです笑
5. 個人でベーシックをきちんと毎日練習すること。
結局最終的に行き着くのはどれだけ綺麗で映えるベーシックができるようになるかに尽きます。 これもつまらないと思う人にはつまらないし、面白いと思う人には面白いですが。
つらつら書きましたが、上記の私の体験談が皆様の上達のお力になれれば嬉しいです。 私のオンラインレッスンでは定期的にペア練習をしてもらい、ビデオでそれを提出し自分を見返す時間を作ることを目的としています。 オンラインでのコンビネーションの説明はそのきっかけにすぎず、皆様にもっとペア練習やビデオ撮影、そして個人のエキササイズをすることで、欧州のソーシャルのレベル、韓国のレベルまで爆速で成長できるよう今後もお手伝いさせていただきたいとおもっています。早速沢山のオンラインレッスンの宿題が届いていますが、一つ一つ私がコルケやジュディス、カルロスやパメラから受けてきたようなフィードバックを皆様に返していきたいと思います。
(写真は東京でレッスンを実施しているVarun Aki)
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