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執筆者の写真Masahiro Nakagiri

スペインでバチャータ留学するために必要なことは?

昨今、バルセロナでバチャータを踊る日本人の人が少しづつ増えてきています。日本からもスペインに行ってバチャータを踊りたいという問い合わせも増えてきました。ただの旅行者としてではなく、スペインに長期滞在してラテンダンスに浸りたい、バチャータ留学してみたいという人のために必要なことをスペイン在住6年の管理人の視点でまとめてみました。



長期滞在にはVISAが必要

言わずもがな、90日以上の長期滞在で、バチャータ留学をするためには長期滞在するためには合法的なVISAが必要です。いろいろな方法がありますが、VISAがないとスペインに長期滞在することはできません。


  • ワーキングホリデーVISAで1年滞在する


おそらく30歳以下の方にとっては一番現実的なVISAではないかなと思います。

1年間滞在し、バチャータのスクールに通いながら、スキルがある人であればダンススクールで講師をしたり、自身でクラスを開講して生活費の足しにすることは可能かと思います。ルームシェアをすれば月に500ユーロ程度で暮らせるので、プライベートレッスンなどを組み合わせればインストラクターとしてのブランドを確立すればなんとか暮らせるのではないかと思います。スペインには法人化されているダンススクールが一般的ですので、雇用インストラクターとして活躍できれば報酬は少ないですが、安定的な収益が得られます。

最近は日本でリモートワークをしながら、ワーキングホリデーでスペインに来るという例もちらほら出ています。そうすれば生活費の心配がなく、バルセロナバチャータライフを存分に楽しめます。


  • 語学留学VISAで1年滞在する


30歳以上の方に使えるオプションの一つです。語学留学をしている学校に所属することで、学生VISAを発行してもらえます。1年以上の滞在も可能で

日本で無犯罪証明書や現地での医療保険などの証明が求められます。

ネックは語学学校でスペイン語を習わなくてはいけないため、すでにスペイン語ができる人にとっては退屈な時間になるのと、無駄な出費が増えてしまいます。

日本で同じようにリモートワークなどができれば、いいオプションかもしれません。もしくはサバティカル休暇のような形でいらっしゃっていた方もいました。


  • MBA留学で2年滞在する


スペインバルセロナには世界TOP 20に入る有名なビジネススクールがIESE,ESADEなどがあり、世界中からビジネスマンが集まっています。MBA留学ではVISAが比較的簡単に取得できるため、ビジネスのキャリアアップと共にバチャータライフを満喫できます。

筆者はこの方法で最初はスペインに滞在しましたが、意外と勉強で忙しいため、毎週踊っていられてないのと、MBA留学には相当の留学費用・授業料にかかるため、その後の転職によって投資を回収する見込みがないとあまりお勧めのオプションではありません。

なお、MBAにパートナーが留学するので、ついて行ってバチャータを満喫するという方法もあります笑


  • 自己開業して、開業ビザ

日本食レストランやスーパー、床屋などを運営している人たちはこのVISAを使ってスペインに滞在しています。相当の開業資金や家賃などがかかりますが、現在スペインは空前の日本食ブームにわいており、日本食レストランは軒並み大成功しています。また、50万ユーロ以上の不動産に投資することで投資家ビザを得るという方法もあります。

お金持ちはそもそも、そんなことで悩む必要がないということですね。。。世の中そういうもんなのかな。。。


  • スペイン企業に就職し、就労ビザで滞在

こちらも、ハードルは低くはないですが、スペインの会社に就職することで就労ビザを得ることでスペインに滞在できます。5年以上続けて住むことで、永住権の取得も可能です。

難しいのは、現地のスペイン人では成し遂げらないスキルを保有して、管理職以上のポジションを得る必要がある点です。就職先の企業から多大なサポートを得る必要があるため、なかなか難しいオプションかなと思います。


  • ある意味最も簡単で最も難しい裏技


この方法は、ある意味一番簡単であり、一番難しいオプションです。それはパートナーを現地で見つけて、ペーパー上の”結婚”を現地人とすること。

日本人的には呆れて物も言えなくなるオプションかもしれませんが、こちらのダンス業界では最も一般的な方法なのではないかと感じます。

申請には一緒に住んでること、いちゃついてる写真などなど様々な”証明”が必要になりますが、本当に最愛の人と出会ったのなら、一番簡単で手っ取り早いオプションかなと思います。笑


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